お部屋探しのコツ - いざ、契約
いざ、契約
いよいよ物件が決ったら! 入居申込み、不動産会社からの重要事項説明、本契約というステップで進めていきます。契約には用意する書類があるので、忘れ物には気をつけて。
また、契約当日は結構時間がかかるものです。スケジュールには余裕をもち、契約書の内容をじっくり確認して判を押しましょう。
物件が決まったら・・・
- 入居申込み、家主の入居審査があります
-
入居申込み
不動産会社が用意した書類にa)現住所・氏名、b)学校名または勤務先・年収、c)保証人の住所・氏名・続柄、d)保証人の勤務先・年収などを記入します。
保証人の勤務先については結構知らないことが多いので、あらかじめ確認してメモを持っていきましょう。入居審査
入居審査は、a)収入が家賃に見合っているか、b)身元(保証人)がしっかりしているか、c)人柄はどうか、などが主な審査の基準となり、1週間以内に結果が出るのが普通で、不動産会社が連絡してくれます。
家主から入居の承認が得られたら、契約日と入居予定日を決めます。
入居予定日は賃料発生日のことです。契約は入居予定日までに済ませることになります。
入居予定日は相談しだいですが、あまり引き伸ばすことはできません。(せいぜい2週間)
それはアタマに入れておきましょう。
また、必要書類が揃わないと契約できませんので、書類や印鑑は余裕をもって用意しましょう。
契約手続きに必要なもの
- 一般的に必要なものとして・・・
-
住民票/印鑑証明
(印鑑)これは区(市)役所に行けば簡単に手に入ります。といっても当然平日しか開いていないので、早めに貰っておきましょう。 収入を証明するもの
(源泉徴収、確定申告書、支払証明など)会社員なら源泉徴収票でOK。会社に言えば交付してくれる筈です。
フリー・自営業の場合にはその年の確定申告書、納税証明などを代わりに提出する事になります。お金費用の項でも説明した、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料など。
事前に合計いくらになるかは提示されるはずですので、確認の上、しっかり揃えて出かけましょう。
※家賃が銀行引き落としの場合には、当然銀行口座・銀行印も必要となってきます。印鑑契約時には何かと必要です。必ず持って行きましょう。
契約書・重要事項説明書への署名・捺印
- 賃貸借契約書と重要事項説明書
これらに署名・捺印をして、いよいよ契約完了となる訳です。
しっかり読んでチェックしておきましょう。疑問点があった場合はその場ですぐに確認しておく事が大事です。決してあやふやにしないように!
これらは通常2枚作成し、先方(大家さんもしくは不動産屋)とあなたがそれぞれ保管することになります。家賃・支払方法基本的ですが、家賃は事前の説明通りか?そして毎月こちらから振り込むのか、引き落とされるのか、それとも大家さんに直接支払うのかなど。 更新料通常2ヶ年契約がほとんどです。そして、更新の際には「更新料」が発生してきます。大体家賃の一ヶ月分、というのが大半ですが、例外もあるので、しっかりとチェックして。 禁止事項賃借権の譲渡・転貸や、構造または造作の変更、本来の目的以外の使用、ペット飼育の禁止、などの禁止項目が記載されています。
これらに違反すると、退去を命じられても文句は言えないので、これも事前に必ずチェック。契約の解除もし家賃の滞納、または何らかの問題があったなどの理由により、大家さん側で契約解除を宣告できる事例が書いてあります。家賃の滞納は○ヶ月以上か、などもケースによって違うので一応チェックしておきましょう。 解約解約をする際にはいつまでに申し出るように定められているかが記載されています。1ヶ月前のところもあれば、2ヶ月前に言わなければいけないところもあります。これを失念すると、次回の引っ越し時に思わぬ出費がかさむこともあるので注意しましょう。 敷金返還記載があれば必ずチェックしましょう。退去時の「立ち会い」で部屋の著しい破損・汚損などによって修繕費が発生した場合のみ敷金から差し引かれる、というのが一般的ですが、あらかじめ「賃料の○%あるいは○円は部屋の補修に充てる」などという記載がある場合もあります。 特約条項ここに何か記載がある場合は必ずしっかり内容を確認しておきましょう。
特記してあるということは、大家さん側が重きをおいていることなのです。楽器の使用・ペットの飼育・子供不可などの条件が特にここに改めて明記してある場合も。少しでもひっかかる個所があれば、納得いくまでよく確認をしておきましょう。
Column 保証人について
お部屋を借りる際、保証人が必要になります。保証人は、本人が万一支払いできなくなった場合、代わって支払い義務が発生しますので、当然支払能力がある方、かつ何かあった場合にすぐ来てもらえるような近郊の血縁者が望ましいとされています。
例えば、定年退職している田舎の親より上場企業に勤めている近郊の叔父、という方が大家さんも安心でしょう。
お部屋探しのときには、保証人になってくれる人も決めておきましょう。
保証会社に頼む、という手もあります。しかし、物件によっては利用できるか分からないので、保証人に該当する人がいない場合は不動産屋に相談してください。
あくまでも、「保証人代行します」などと電信柱に張ってあるような会社に頼まないように!不動産会社が導入している保証システムでないと、たいてい審査に通りませんし、後々トラブルにもなりかねません。